受験でしばーらくお休みしていた
高１Aちゃんが復帰一発目レッスン。
Aちゃん大好きの犬くんの喜びようが 引くくらいすごくて
１年ほどあってないのに 覚えてるんだね。犬くんの記憶力。
クリスマス会 なに弾こうか
って出てくる曲が みんなとまる被りで
結局次までに候補を上げてくる
と決まった後は 今までクリスマス会で弾いた曲を弾いてくれた。
Aちゃんは 一音弾いた音から すっと入り込めるタイプで
音を機械的に楽譜上の音符を追いかけるのではなく
感覚的に心地よく変換できる・・っという感じ
うん 私の中の解釈。
まあAちゃんはとっても楽譜を読むのが苦手なタイプで
それが功を奏してる・・のかな
私としては 楽譜きちんと読んでほしいけど(笑)
もう一人楽譜読むの苦手な感覚少女小６Nちゃん
最近ピアノに対するエネルギーが落ちてきて
笑顔も 音に元気もなくなってきてて。
私は
こんなに感覚イイんだから やはり楽譜も読めたほうがいいんだよ！
って頑張ってやらせていたんだよね。
でも最近のその姿見て 私の思ってる事を突き通すんではなくて
Nちゃんが弾きたいようにやらないと 意味がないって今頃・・
私 ずっとこのHPに
誰のピアノでもない自分の為のピアノだから好きなように！
って掲げてきたのに ちゃんとできてないやんって
自分を責めたよ。 ごめんね Nちゃん
っで元気ない口数少なくなった私の顔見ないNちゃん
これは
わたしは 取り返し付かないことをした
っと覚悟した。
私が絶対絶対言わせてはならない言葉
ピアノきらいになりました 辞めます。
出るかもなって 思いながら
お母さんも含めて 最近の状況話して今後どうするか話し合った。
弾いてみたい曲ある？
って聞いてみた。
元気なく
「コナンの中のきれいな曲があって ピアノで弾いてるYouTubeの見て弾いてみたいけど 私には難しくて無理だから・・」
って。
お母さんも
楽譜はもうあきらめました。映像見て弾ければいいですよ
自信までなくさせるなんて 私 失格やん
最後のチャンスを与えてもらおう。
その日のレッスン さっそくすぐにそのYouTube見て なるほどと
っで
楽譜を読むのが苦手 なら 楽譜を書いてみない？
って提案した。それでだめならあきらめよう。
ここまでやってきたのに 楽譜読むの捨てるのもったいない・・
ほらほら あきらめない わたしの悪いとこ出た
楽譜の書き方 最初から丁寧に説明 もともと
これは何？どういう意味？って知りたがりな一面があるNちゃん。
しっかり説明を聞いて 把握しておきたいタイプ。
ト音記号はどこから書く シャープフラットのつく順番があること
音符の棒は上から下から？ 棒の長さはどのくらい？
などなど一つ一つを噛みしめて なるほどー っと。
そして聴いた音を音符にする。
リズムはこう形にする。バランスよく書かねば弾きにくい。
コードを聞き取る。
コードをつける場合はダイアトニック・コードを利用する。
など 難しいかな？ってこともきちんと説明。
３０分の通常レッスンではテキストのみになってしまい基本的な事もさっと説明して終わりになることが多い。
でもほんとは実践的なこっちの方が大切な事なんだよなと思う。
Nちゃんは真剣な表情で興味深そうにうなずく。
左の伴奏は コードをつけて あえて 自由に弾かせることにした。
YouTubeでの演奏は派手に聞こえるようにほとんど
アルペジオ・和音で厚く・オクターブ
スケール、アルペジオを高速で動く
なパターンが多く、そこにプラスおしゃれな感じを出しつつのアレンジをしてNちゃんには弾いてもらおうと思っている。
次のレッスンには 先週説明したことをワードでまとめて渡したら
すっごく喜んでくれて 久々笑顔が見れた😢
ファイルに大切にしまってくれた。
そして 少し弾いてみたよ って左手つけて素敵に弾いてくれた。
とっても素敵だった。
音が 心地よかった
笑顔で いつものNちゃん いやいや パワーアップして自信つけたちゃんが新たに誕生したね😭
こういう子たちは 慎重に育てなければいけない。
型にはめると 良さが消え果てるから。
何十年教えてきても わたしまだまだ ダメやね・・
日々 反省 猛省
でもね 楽譜に弱くても
ラウンジとかで聴かせる演奏 となると
その素敵な雰囲気の演奏でいい。
演奏会のように機械的にやると興冷め 癒しも吹っ飛ぶ
ピアノ演奏の仕事を体調不良でお休みするときに
代わりの演奏者を探さねばならないときもあり
いつものメンバーはスケジュール埋まってるし
長崎ではすてきに弾ける方がいなくて 毎回困っていた。
ピアノの先生方にお願いしても会場側から
「先生 あの人 もう勘弁 」
っとＮＧ出されたり 信用失いかねない。
ある時 どうしようもなくて
自分の大人の生徒さんにお願いしたこともあったな
その辺のピアノの先生にお願いするくらいだったら
迷わずAちゃんNちゃんにお願いするやろな って思う(笑)
もうコロナでそんな生演奏の仕事もこの先ないだろうけど😔😔
それでも
すてきな演奏ができる子をもっともっと育てたいな🙋
私も臨機応変に対応できるレッスンができるようにさらに努力します。
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